院長紹介

ご挨拶

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 令和5年(2023年)5月クリニックの周囲の街路樹は豊かな緑に包まれています。この5月8日3年間多くの日常生活の活動に制限をもたらした新型コロナウイルス感染症(COVID-19感染症)が収束とともに感染症2類から5類に変更になりました。医療のシステムも含め、ほとんどの規制が撤廃となりました。以前の落ち着いた日常が取り戻せそうな状況になっています。

 私どもよこがわ内科クリニックもこの3年間COVID-19感染症をいかにして院内での感染発症を予防するかの対策を考えながら苦労してきました。通院の多くが基礎疾患である糖尿病を持っておられる方々がほとんどです。発熱外来をする訳には行きません。そのため通院患者さんに感染があってもクリニックでは診察、診断はできませんでした。今後はCOVID-19の病原性の低下もあり今までとは違った対応ができるかと思います。クリニックは5月で11年が経過しました。新しい環境下での再出発ということになります。

 振り返りますと、昭和52年(1977年)九州大学病院をスタートとし、大分医科大学病院、その後アメリカでのジョンズ・ホプキンス大学での研究生活を挟み大分県緒方町(現豊後大野市)国保総合病院に勤務いたしました。平成2年(1990年)に国家公務員共済組合連合会浜の町病院の糖尿病内科に赴任し、22年間専門医として勤務しました。開業してから12年目を迎えます。

 今後、COVID-19感染予防も診療の中心に置いていきます。コロナワクチン接種を多くの皆様方に接種できる環境を整えています。次に糖尿病合併症予防です。生命に最も関わるのは悪性腫瘍(がん)です。糖尿病ではがんの発生率は2.2倍とも言われていますので、早期の発見が一層重要になります。登録を行っている連携病院であり、私も長年勤務した国家公務員共済組合連合会浜の町病院のスタッフと強力に連携しながら診療を行っていきます。

 これまで通り、本来の糖尿病診療はCOVID-19感染症で制限された活動を取り戻して取り組んでいきます。日本糖尿病協会活動は開院以来100名以上もの方に参加していただき、料理教室、糖尿病サークル(糖尿病教室改め)、講演会などを行いながら最新情報をお伝えします。今年、週1回注射で十分効果のあるGLP-1受容体作動薬が発売され話題をさらっています。福岡糖尿病療養指導士の資格を持つ管理栄養士さん、看護師さんとともに最新医療をも取り入れながら、皆様方の御要望に対応できるよう専門性のある医療を提供していきます。

令和5年5月吉日

経歴

山口県厚狭郡山陽町(現在山陽小野田市)出身

昭和52年04月
九州大学医学部卒業
昭和52年06月
九州大学医学部第一内科入局
昭和54年04月
九州大学医学部第一内科研究生
学位論文
『膵島細胞の長期保存のための凍結条件、培養条件の検討』
昭和55年4月
国立遺伝学研究所(静岡県三島市)細胞遺伝部
部長吉田俊秀先生のもとで『染色体のG-banding法』の
技術習得および研究(2ヶ月間)
昭和55年11月
米国、カリフォルニア州オークランド小児病院付属研究室
L.ヘイフリック教授のもとで『細胞老化研究のための脱核法』の
技術習得(1ヶ月間)
昭和56年08月
大分医科大学医学部第一内科助手
昭和59年10月
米国、メリーランド州ジョンズ・ホプキンス大学留学
生物物理学教室研究員(Postdoctoral Fellow)
P.E.チョー教授のもとで『発癌プロモーターの線維芽細胞への細胞分化効果』の研究
昭和59年12月
九州大学医学部医学博士号取得
昭和62年04月
大分県緒方町国保総合病院内科部長
平成02年04月
国家公務員共済組合連合会
浜の町病院内分泌代謝科 医長
平成16年04月
浜の町病院内分泌代謝科 部長
平成24年03月
同上 定年退職
平成24年05月
よこがわ内科クリニック開院
平成29年4月
医療法人よこがわ内科クリニックとなる
資格・学会関連
・医学博士
・日本糖尿病学会専門医、指導医、功労学術評議員
・日本内科学会認定医
・日本医師会認定産業医
・日本人間ドック学会認定医
・日本病態栄養学会評議員

以上の様に経歴は若い頃には現在話題になっている膵島移植の基礎研究、その間に細胞の老化に関連しての老化研究、更に細胞分化(細胞がある機能を持つようなること)の研究などを行ってきました。この20数年間は糖尿病を中心に総合的内科医療を行ってきました。

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