診療案内
診療時間・休診日
その他休診日
8月13日~15日
12月29日~1月3日
基本予約制です
予約時間9:00~12:30
14:30~17:00
診療科目
・糖尿病内科
・内科
糖尿病、甲状腺疾患、一般内科疾患などを対象
治療方針
糖尿病は全身の血管病変を起こす疾患です。病気の本体は膵臓のβ細胞から分泌されるインスリンの分泌の低下とインスリンの効きが落ちるインスリン抵抗性上昇の2つの要素が絡み合い発症します。特徴的な合併症は、腎症、網膜症、神経障害ですが、虚血性疾患、脳卒中の合併の頻度が高いことも問題となっています。さらに最近ではがん、認知症との関連が強く示唆される報告が増えています。年齢とともに体力の低下、筋力の低下を「年齢のせいだ」ということではなく「フレイル」という概念でとらえるようになっています。これも糖尿病の合併症です。糖尿病は多くの生活習慣病など全身の病気の原因になるのです。
治療の中心は食事療法と運動療法です。さらに早期からの治療が必要です。糖尿病は初期の軽症の頃から常に食事、運動療法が必要になりますが、それは全身の血管病変の進行の予防にも繋がります。動脈硬化、いわゆる老化予防にもなります。
令和3年7月厚生労働省発表では平均寿命男性が、81.64歳、女性は87.74歳と昨年より伸び、それぞれ世界第一、二位と最長寿国を維持しました。同時期にWHOからは日本の健康寿命が発表されました。しかし平均寿命と健康寿命の差はまだ男性では9.04歳、女性は12.24歳とまだまだ大きな差があります。この差を小さくして健康寿命を延ばすかが重要です。糖尿病はこの健康寿命に大きく関わります。この目的のために血糖コントロールだけでなくLDLコレステロール、血圧、体重の動脈硬化危険因子に注目しながら治療を行っていきます。
皆様のご不安やご希望を聞きながら、『一緒にじっくりと向かい合い、一緒に歩んで行く』という姿勢で診療に当たりたいと思っています。
実際、早期に合併症や生活習慣病の発見も重要です。当クリニックに整備している心電図、胸部X線装置、超音波機器、動脈硬化検知機器等を用いて、全身管理にも目を配りたいと思っています。
検査機器
1.HbA1c測定器(アダムス) |
検査時間わずか40秒で測定可能 |
2.血糖、血計、検尿測定機器 |
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3.超音波機器(頸部、腹部) |
頸部動脈中内膜の動脈硬化測定 |
4.血圧脈派計機器(フォルム) |
末梢血管の動脈硬化測定 |
5.X線撮影装置(胸部、腹部) |
骨塩定量測定も可能 |
他 |
天神クローバー会について
日本糖尿病協会福岡県支部分会、よこがわ内科クリニック糖尿病友の会です。
専門クリニックではどこでも組織されているのですが、私どもではクリニックの所在地とクリニックのロゴマークの中から『天神クローバー会』と命名しています。
現在100名近い会員で運営しています。最近はいろいろな媒体を通じての情報が得られます。特にデジタル化時代となり、例えばSNSでは膨大な情報ではありますが、正確な医学的根拠のあるものがどれほどか疑わしいものです。そんな中で正しい医学的根拠に基づく正確な情報が必要になります。その意味で友の会活動はますます重要となっています。本部からの毎月の日本糖尿病協会会報誌『さかえ』はその情報源として重要ですが、天神クローバー会も以下のような活動を行っています。
- 語ろう!糖尿病サークル(糖尿病教室改め)
第1・3水曜日13時半からクリニック待合室で講義と質疑応答をしています。
4回で1クール、講師はそれぞれ 医師、栄養士、看護師
4回目は『さかえ』の内容についての語り合い - 料理教室
糖尿病サークルの間に組み込んで開催
クリニック7階のキッチンを使っての教室です。
非常勤の大部正代副会長が担当です。 - 市民公開講座
基本毎年糖尿病および合併症についての講演を行っています。
クリニック7階のセミナー室を使用しています。
最近の主な公演は以下の通りです。
1.小田代敬太先生(会の相談役) 『糖尿病と循環器疾患』
2.勝田仁先生(会の相談役) 『最近の糖尿病治療について』 - 会報誌『はるかぜ』の発行
毎年5月に発行しています。2021年は第8号を発行しています。
友の会の主催ですが、会員以外の方の参加も歓迎します。
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